Q.私は母校の私立学校へ寄附したいと思っていますが、どのような場合に寄附金控除の対象になるのですか。
A.寄附金控除は、私たちの国で公共事業の運営などに民間からの資金援助が重要な役割を果たしている現状を踏まえ、教育や科学の発展、文化の向上などに資する民間資金の導入を促進する目的で、1962年に導入されました。寄附金控除の対象となるのは、私立学校法に基づく学校法人が設置する幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学、高等専門学校、専修学校などの運営に資する寄附金です。ただし、入学に関する寄附金は除外されます。寄附金控除を受けるには、①寄附金が学校運営に関連していること、受領したこと、寄附金の額と受領した日を証明する書類と②学校設置を主たる目的としていることを示す所轄庁発行の証明書のコピーを確定申告書に添付、または提出時に提示する必要があります。