固定資産の売却が数回ある場合の利益金額の計算

Q.類似業種比準方式で株式を評価する場合において固定資産の売却が数回あるとき、1株当たりの利益金額はいくらになりますか。

A.ご質問のシナリオでは、法人税の課税所得金額から固定資産の売却による利益や損失を通算した結果、利益金額は1,000万円です。具体的には、課税所得2,000万円から、固定資産の売却益1,400万円と200万円の合計から売却損600万円を差し引いた金額です。法人税の課税所得金額を計算する際には、固定資産の売却による非経常的な利益は通常除外されます。ここで、複数回の固定資産売却による利益や損失は通算して考慮し、最終的な利益がある場合はこれを所得金額から差し引きます。もし通算結果が負の場合は、非経常的な利益として0を採用します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です