NFT(デジタルアートを組づけたもの)の評価

Q.私は、父からデジタルアートを紐づけたNFTを相続しました。相続税の申告に当たり、このNFTはどのように評価するのでしょうか。

A.NFTとは、ブロックチェーン上でデジタルデータに唯一性を付与し、その真正性や取引履歴を保証するトークンのことです。相続税の対象となる「財産」とは、金銭的に評価できる経済的価値があるもの全てを指します。NFTも相続税の対象となる財産に含まれます。相続税の申告の際、NFTの評価方法に具体的な規定がないため、財産評価基本通達に基づいた方法に沿って評価を行います。通常、書画や古美術品の評価に用いられる方法、すなわち売買の実例価格や専門家の意見価格などを参考にして評価します。しかし、評価時点で市場取引価格が存在する場合は、その市場価格を直接評価額として使うことができます。

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