Q.特定口座内で保管する上場株式を譲渡した場合、源泉徴収により税金を納税することができると聞きましたが、どのようなものでしょうか。
A.この制度では、あなたがA証券会社で特定口座を持ち、その口座から上場株式を売却する場合、証券会社は売却から得た利益に税率を適用して自動的に税金を計算し、源泉徴収します。この手続きを利用するためには、年の初めにあなたがその年の最初の株売却までに証券会社に特定口座の源泉徴収選択を告げる必要があります。この選択は年ごとに行うもので、一度選択するとその年の途中で変更することはできません。源泉徴収口座を使うと、株式の売却の際だけでなく配当や利子なども同じ口座を通じて税金が徴収されます。配当受け入れ開始届出書を提出することで、配当に対しても源泉徴収を選択できるようになります。また、この口座で損失が出た場合には、その損失を利子や配当から差し引くことが可能ですが、損失を他の所得で控除したい場合には、確定申告が必要になります。