生命保険契約に関する権利の評価

Q.父は、私を被保険者とした生命保険契約を結び、保険料を負担しておりました。ところが、先月父が死亡し、この保険契約を私が引き継ぐことになりました。相続税の申告に当たりこの契約の権利は、どのように評価すればよいのですか。

A.相続税の申告に際して、父が結んでいた生命保険契約の権利の評価は、もし契約を解約した場合に受け取れる解約返戻金を基に計算します。具体的には、解約返戻金に加えてあらかじめ支払われた保険料や剰余金の分配額があればそれらを加算し、源泉徴収されるべき所得税相当額や復興特別所得税相当額を差し引いた金額で評価します。この計算方法は、相続が始まった時にまだ保険の事故が起きていない状況に対応しています。

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