株式等保有特定会社の評価方法

Q.株式等保有特定会社の株式評価について純資産価額方式以外の評価方法があるとのことですが、どのような方法でしょうか。

A.株式等保有特定会社の株式評価には、主に純資産価額方式が用いられますが、その他にも特定の方法が存在します。具体的には、次のような計算式を用いた評価が可能です。まず、株式等保有特定会社が所有する株式等の価額を、財産評価基本通達に従って求め、評価差額に対して37%の控除を適用した金額で評価します。この際、比準要素数1の会社に該当する場合、比準要素数1の会社の評価方法(併用方式で0.25を割合として計算)に基づいて評価額を算出します。

Slの金額の求め方としては、類似業種比準価額を用いた計算があり、株価や配当金額、純資産価額等に基づき計算します。評価会社の1株当たりの配当金額や利益金額、純資産価額をもとに、受取配当金等収受割合を適用して計算を行います。純資産価額での計算方法もあり、株式等保有特定会社が有する「各資産」から「株式等」を除いた純資産価額の算出がこれに該当します。

S2の金額の計算には、所定の計算式を用いて、評価した価額から特定の割合を控除した金額を基に算出します。この方法を使うことで、株式等保有特定会社の株式の価値を、純資産価額方式とは異なる視点から評価することが可能です。

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