Q.次のような場合、B土地は無道路地として評価することができますか。
A.図1のケースでは、A土地とB土地の所有者が同一であるため、A土地の一部を通路として使用できることから、B土地は無道路地ではなく不整形地として評価されます。一方で、図2ではA土地が他人の所有であるため、B土地を無道路地として評価します。無道路地の価格は、利用されている路線の価格に基づいて計算された不整形地の価格から、適切な割合(最大40%)を控除して算出されます。この割合は、建築基準法などの法令で要求される、建築物を建てるために必要な最小限の道路への接面距離を満たすために必要な最小限の通路を設けた場合のその通路部分の価格(路線価に面積を乗じた価格)を基準に判断されます。