Q.屈折路に面する不整形地の場合、想定整形地はどのようにとるのですか。また、間口距離はどのようにして求めるのですか。
A.屈折路に面する不整形地の場合、想定整形地の選び方には特定の方法があります。まず、不整形地に隣接する路線から垂直に線を下ろすか、またはその路線に接している両端を直線で結びます。これにより、評価対象の宅地を完全に囲むことができる正方形または長方形の形を作り、その中で最も小さい面積の形が想定整形地となります。この方法で、不整形な宅地の形状を標準的な形に置き換えることができます。
間口距離の求め方については、顔面している屈折路に実際に面する距離と、想定整形地の間口部分に相当する距離のうち、短い方を間口距離とします。これによって、宅地の価値を決定する際の基礎データとして、より公正な評価が可能になります。