Q.2つの路線に面している宅地の価額を評価する場合、どちらの路線を正面路線として評価するのですか?
A.宅地の価額を評価する場合、bの路線を正面路線として評価します。通常、宅地が接している路線のうち、路線価に奥行価格補正率を掛け合わせた結果、金額が高い方の路線を正面路線として選びます。この計算方法に基づくと、あなたの質問に対する答えはbの路線が正面路線です。例として、b路線の路線価が200,000円、奥行価格補正率が0.93で計算すると186,000円になり、これが最も高価であるため正面路線として評価されます。異なる地区区分の路線に面している宅地の場合、それぞれの路線価に適用される奥行価格補正率を計算に用います。もし、計算結果が等しい場合は、路線に接する距離が長い方を正面路線とします。さらに、正面路線と側方路線の価額を計算する際には、正面路線の地区区分に基づく奥行価格補正率を使用します。