非上場株式等についての相続税の納税猶予及び免除の特例を受けるための添付書類

Q.非上場株式等についての相続税の納税猶予及び免除の特例を受けたいのですが、相続税の申告書にどのような書類を添付すればよいか教えてください。

A.非上場株式等に関する相続税の納税猶予及び免除の特例を受けるためには、相続税申告書に、次の書類を添付する必要があります。提出は申告期限内に限ります。

1. 相続の直前および相続時における会社の株主名簿のコピー。ここにはすべての株主や社員の氏名、住所、保有している株式に関する議決権の数が確認できるものが必要です(会社が証明した書類に限ります)。

2. 相続時における会社の定款のコピー。もし定款の変更に関連する法律の規定がある場合は、その事項が書かれた文書も含まれます。

3. 遺言書または遺産分割協議書のコピーと、相続人全員の印鑑証明書(遺産分割協議書に押印されたもの)。

4. 中小企業の経営承継をスムーズに行うための法律(「円滑化法」と呼ばれます)に基づく、都道府県知事の認定書のコピーと申請書のコピー。

さらに、担保提供に関する書類が別途必要になります。

注)令和2年3月31日以前に提出する相続税の申告書に関しては、上記1から4に加え、貸借対照表および損益計算書の提出も必要でした。これは会社が、外国会社や特定の法人の株式を保有している場合において、相続開始の日の直前の事業年度、もしくは資産保有型会社や資産運用型会社に該当する場合には、相続開始の日の3年前から直前の事業年度までの各事業年度に関する情報が必要でした。

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