Q. 自己資金で同居している80歳の母のために住んでいる家屋のバリアフリー改修工事を行いました。費用は320万円で、市から35万円の補助金を受けました。この改修工事について、住宅特定改修特別税額控除の適用と計算方法について教えてください。
A. 令和5年2月に実施したバリアフリー改修工事に関して、住宅特定改修特別税額控除の対象になります。まず、補助金を除いた改修工事費用が50万円を超えることを確認します。この場合、改修工事の標準的な費用から補助金を差し引いた金額が2,546,300円となり、条件を満たしています。控除は次の方法で計算されます。
1. まず、バリアフリー改修工事の標準的な費用(補助金を差し引いた額で2,000,000円を上限とする)の10%と、改修工事とともに行った増築や改築工事費用など(200万円を超えた分の工事費と追加工事費の合計、1,546,300円を上限とする)の5%を計算します。
2. この計算結果は、200万円の10%である200,000円と、1,546,300円の5%である約77,300円(100円未満を切り捨て)を合わせた合計277,300円が特定改修特別税額控除として適用されます。
この計算により、あなたは合計277,300円の特定改修特別税額控除を受けることが可能です。この控除を受けるためには、工事証明書などの必要書類を準備し、確定申告を行うことが必要です。