Q.次の設例のような場合、類似業種比準価額の計算上必要な1株当たりの配当金額は、どのように計算すればよいですか?
A.1株当たりの配当金額の計算方法は、以下のステップで実行します。まず、直前期末以前2年間の配当金額を合計します。これは、2年間での配当金額を加算し、特別な配当(この場合は記念配当)を除外した額です。次に、1株当たりの資本金等の額を50円と仮定した場合の発行済株式数を計算します。この例では、資本金総額を1株あたりの仮定した金額で割ります。最終的に、合計配当金額を仮定した発行済株式数で割り、1株当たりの配当金額を算出します。ここでは、合計配当金額を、仮定した発行済株式数で割ることで、1株当たり10円の配当金額が導き出されます。重要な点は、特別配当は継続性が期待できないため、計算から除外することです。この方法で、どのような資本金等の額であっても、一律に50円として計算します。