Q.評価会社が自己株式を有している場合の評価会社の議決権総数はどのように計算するのでしょうか。
A.自己株式を持っている評価会社の場合、その自己株式に関連する議決権は0とみなして、その結果を評価会社の議決権総数として扱います。この計算法は、評価会社が市場に出回っていない株を評価するときの主要な判断材料として使われます。具体的には、①会社に特定の家族が大株主であるか、②株を買った人がその家族の一員かどうか、③その人が家族の中で中心的な役割を果たしているか、または大株主であるか、④その人が持つ議決権の割合はどれくらいか、といったことを判断する際に重要です。つまり、評価会社が自己株式を持っている場合、その自己株式が示す議決権は計算から除外され、議決権総数の算出に影響を与えます。