Q.相続時精算課税選択の特例を適用するときの贈与税の申告書には、どのような書類を添付すればよいですか。
A.相続時精算課税選択の特例を利用する際には、具体的な書類を贈与税の申告書に添付して提出する必要があります。大きく分けて、住宅取得等の資金を贈与された方が新築や住宅の取得をした場合、または住宅の増改築を行った場合に必要な書類が異なります。
1. 贈与を受けて新築や住宅取得をした場合は、以下の書類が必要です。
– 贈与者に関する贈与税の課税価格や贈与税の額などを記載した相続時精算課税の計算明細書。
– 新築や取得を行った住宅に関する登記事項証明書や、不動産番号等が記載された書類。
– 住宅と一緒に敷地も取得した場合は、その土地に関する登記事項証明書等も必要です。
– 住宅取得や新築の事実を明らかにするための書類。
– 居住開始予定時期を含む様々な書類。
2. 住宅の増改築を行った場合は、以下の書類が要求されます。
– 増改築等に関わる工事が特定の工事に該当することを証明する書類、例えば、大規模な修繕や模様替えに関する確認済証や検査済証の写し、増改築等工事証明書など。
– 増改築した住宅に関する登記事項証明書や、不動産番号等が記載された書類。
– 増改築工事に関する費用やその明細を明らかにする書類。
– 増改築後に直ちに住宅を居住用に供することができない事情と予定時期の記載がある書類。
上記以外にも、住宅の取得や増改築の状況に応じて、追加で必要な書類があります。提出する書類はケースごとに異なるため、詳細な内容や対象となる書類については、事前に確認することが重要です。