Q.平成25年分の所得税から復興特別所得税が課税されると聞きましたが、何か特別な手続が必要ですか?
A.「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」が平成23年12月2日に公布され、復興特別所得税が設立されました。この制度により、所得税を納める義務がある方は、所得税と一緒に復興特別所得税も平成25年から令和19年まで納める必要があります。復興特別所得税の計算は所得税の基準所得税額に2.1%を乗じて求め、給与所得者は給与から源泉徴収されます。また、平成25年から令和19年までの各年の所得税の予定納税基準額及び予定納税基準額に2.1%を乗じた金額の合計が15万円以上の場合、予定納税と合わせて復興特別所得税も納付する必要があります。所得税と復興特別所得税は別々に申告・納付しますが、確定金額の合計に基づき申告書や納付書に記載し、合計額を納付しますので、特別な手続は必要ありません。予定納税に関しては、予定納税基準額とその基準額に2.1%を乗じた金額を合算し、合計が15万円以上になる場合に予定納税が必要です。