外貨建債権 と外貨建債務の期末換算方法

Q.短期外貨建債権と短期外貨建債務の換算方法について以下の点を教えてください。①債権と債務で換算方法を変えることはできるのか、②異なる外国通貨ごとに換算方法を変えることはできるのか、③支払期限が過ぎても支払われていない不良債権は短期外貨建債権に含まれるのか。

A.①短期外貨建債権と短期外貨建債務に関しては、同じ外国通貨に対しては同一の換算方法を使用しなければなりません。②外国通貨の種類によって異なる換算方法を選択することが可能です。例えば、ドル建ての短期外貨建債権や債務には期末時の換算法を、ユーロ建てでは発生時の換算法を選ぶことができます。異なる外貨を扱う場合、それぞれの通貨について換算方法を選定することができます。③支払期限が過ぎて支払われていない不良債権は、法的にはいつでも請求可能ですが、短期外貨建債権としては扱われません。これらの不良債権も、期末時の換算法か発生時の換算法を選ぶことは可能ですが、選択しない場合、法律で定められた発生時換算法が適用されます。そして、発生時換算法を選択した場合、換算には支払いが遅れた時点の外国為替レートが使用されます。

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