Q.私が父から相続した財産の中に父が生前中に使用していた自家用車がありますが、どのように評価したらよいのですか。
A.一般動産、例えば自家用車の評価には、売買実例価額や専門家の意見価格などを参考にする方法があります。しかし、そのような情報が入手できない場合は、新品時の小売価格から購入時からの償却費や減価額を差し引いた金額で評価します。これは、新品と同じ種類・仕様のものを基に計算します。もし、償却期間内に1年未満の期間があれば、その期間は1年として計算します。現在の社会情勢やインターネットの発達により、取引価額の把握が容易になっているため、基本的には売買実例価額を参考にして評価する方法が推奨されています。中古車などは、市場がより発展しており、中古車業者などへの売却価格で評価しても良いとされていますが、特殊な事情がある場合はこの限りではありません。