Q.セルフメディケーション税制とはどんな制度ですか。
A.セルフメディケーション税制は、あなたやあなたの家族が健康の維持や病気の予防のために特定の健康増進活動に取り組んでいる場合、ドラッグストア等で購入した特定の医薬品の費用を所得税の計算から差し引くことができる特別な控除です。この制度は2017年から2028年まで適用されています。控除される額は、その年に購入した特定医薬品の費用から保険などで補填された金額を引いたものから12,000円を差し引いた金額ですが、最大で88,000円の控除を受けることができます。参加するには、保険者が行う健康診断や予防接種などの健康増進活動に取り組む必要があります。セルフメディケーション税制の適用を受けるためには、参加した活動の内容やそれを行ったことを示す書類を確定申告書に添付して提出する必要があります。注意点として、セルフメディケーション税制の適用を受ける場合、従来の医療費控除の適用は受けられなくなります。また、支出した医薬品の費用を証明する書類は、確定申告から5年間は保管しておく必要があり、税務署からの要求があれば提出することが求められます。