Q.私は青色申告の承認を受けていますが、どのような場合に、青色申告の承認が取り消されるのか説明してください。
A.青色申告の承認を受けるためには、税務署長への承認申請書の提出が必要です。しかし、承認を受けた後でも、例えば、法令に基づいて帳簿書類の記帳が適切に行われていない場合など、以下のケースでは税務署長によって承認が取り消される可能性があります。取り消しの対象期間は、その事実があった年分に遡って適用されます。
1. 不動産所得、事業所得、山林所得について、日々の取引を正確で、秩序があり、明確に記録し、税法が定める期間(通常は7年)保管すること。
2. 税務署長からの帳簿書類の備付け、記録、保管に関する指示に従わない場合。
3. 取引の一部または全部を意図的に記載から省略するか偽装する、または記載内容が真実ではないと疑われる理由がある場合。
青色申告の承認が取り消されると、取り消された年度以降は青色申告の便益を受けられなくなります。