比準使用人として適当な者がいない場合の使用人分給与の区分計算

Q.役員になる直前に受けた賞与が夏季賞与であった場合、年末賞与のうち使用人分賞与の額はどのように見積るべきですか?また、昨年の年末賞与の額を基にして、業績の向上で年末賞与の支給率を高くした場合、その点を加味して算定できますか?

A.役員になる直前の賞与が夏季賞与であった場合でも、年末賞与の支給率がそれより高い場合は、昨年の年末賞与の額を参考にして使用人分賞与の額を計算できます。また、昨年の年末賞与を基にした計算を行う場合でも、今年と昨年の年末賞与の支給率差やベースアップ率を考慮に入れることができます。例えば、昨年末に支給された賞与が150万円で今年の年末賞与が210万円である場合、計算により使用人分賞与は189万円となり、残り21万円が役員賞与になります。年末賞与の支給期間が特定の月に限られている場合は、その期間に応じて使用人分賞与と役員賞与の割り振りを行うことができます。

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