中心的な同族株主

Q.取引相場のない株式を評価する場合の「中心的な同族株主」について説明してください。

A.「中心的な同族株主」とは、取引相場のない会社の株式を評価するときに、一定の株主とその周りの親族(配偶者、直系血族、兄弟姉妹、及び1親等の姻族)が持つ議決権の合計が会社の議決権全体の25%以上である場合、その株主を指します。この考え方は、同族株主がいる会社における課税時に重要です。具体的には、株主自身、その配偶者、両親や祖父母、子どもや孫、兄弟姉妹、そして彼らの配偶者も含まれ、これらの全員が持つ会社の議決権が25%を超えた場合、該当する株主は「中心的な同族株主」と見なされるのです。この判定に際しては、直系血族、配偶者、兄弟姉妹、そして1親等の姻族の議決権が計算に入ります。

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